MetaMask、mUSD向けの新機能「Money Account」をローンチ
MetaMaskを開発するConsenysは、ステーブルコイン「mUSD」の保有残高やカード支出に対して最大4%の変動型年利(APY)を提供する新製品「Money Account」をローンチしました。この機能は英国と経済制裁対象国を除く地域で利用可能です。
Money Accountの利回りは、発行元からの利息ではなく、分散型金融(DeFi)のレンディング戦略によって生成されます。ユーザーが資金をデポジットすると、オンチェーンボールトプロバイダーのVedaを通じてAaveやMorphoなどの確立されたレンディングプロトコルに資本が配置される仕組みです。mUSDの準備金バッキングとユーザーが得る利回りは構造的に分離されており、Stripe傘下のBridgeが1対1ベースでドル準備金と短期米国財務省証券でmUSDを裏付けています。
MetaMaskはセルフカストディアルウォレットのため、プラットフォーム自体はKYC(本人確認)を必須としていません。Money Account自体もKYCを必要とせず、ユーザーはボタン一つでmUSDを保有して利回りを得ることができます。ただし、法定資産のオンランプやMetaMask Cardなど規制対象サービスと連携する機能ではKYCが必要となります。その場合、KYC審査はMetaMaskではなく、各規制対象サービスを運営するサードパーティプロバイダーが実施します。
mUSDは2025年9月のローンチ以降、時価総額が一時1億ドルを超えましたが、その後3,000万ドルを下回り、現在は約3,200万ドル(CoinGeckoデータ)となっています。