トークン化預金は信用コスト上昇につながる可能性=ダラス連銀分析
ダラス連邦準備銀行のエコノミスト2名は、トークン化預金が銀行の資金調達を不安定にし、米国の家計や企業の信用コストを上昇させる可能性があると分析しました。トークン化による即時決済により、高い利回りを求める預金者がほぼ瞬時に銀行を乗り換えられるようになると述べています。
プログラム可能なトークン化預金とエージェント型AI(人工知能)が送金を自動化すれば、預金が各行に留まる期間は縮まり、金利変動への感応度が高まるとのことです。試算では、感応度が10%高まると銀行が抱えられる長期資産は10年債換算で約7000億ドル減り、滞留期間が10%短縮する場合は約5800億ドル減ります。預金の変動性が増すと準備預金や米国債など流動性の高い資産の積み増しも必要になるとレポートは述べています。
こうした中、米39州の銀行協会は共有ブロックチェーン網を構築するバンクチェーン・アライアンスを結成しました。顧客資金を規制対象の銀行システム内に留めたままトークン化預金を24時間動かすもので、稼働は2027年を目指しています。