欧州中銀、ステーブルコイン利回り規制を融資・ステーキングへ拡大推進
欧州中央銀行(ECB)と欧州連合の各国中央銀行は、ステーブルコインに対する利回り禁止をより広く適用することを提案しています。暗号資産サービスプロバイダーに対し、融資、借入、ステーキングなど間接的な利益を生み出すサービスを禁止するよう求めています。中央銀行は、利回り付きステーブルコインが電子マネーと銀行預金の区別を曖昧にし、競争環境を歪める可能性があると主張しています。
欧州中央銀行制度(ESCB)は、「電子マネーは支払い手段として使用されるものであり、貯蓄手段ではない」と述べています。2024年6月から施行が始まった暗号資産規則(MiCA)がすでに規定している直接的な報酬禁止に加え、未規制活動も対象とすべきと指摘しています。中央銀行は、間接的な利益構造も禁止することで電子マネーと銀行預金の区別を維持する必要があると強調しています。
加えて、中央銀行はステーブルコイン発行者が保有する準備金のうち30~60%を銀行預金として保有する要件の見直しも提案しています。代わりに、準備資産が現金に転換される速度に基づいた流動性ルールの導入を求めており、準備金の一定割合を1~5営業日以内に満期を迎える資産で保有することを要求する基準を示唆しています。