韓国金融委、暗号資産市場へのマーケットメイク制度導入を検討
韓国金融委員会が暗号資産市場にマーケットメイク制度を導入する方向で検討しています。きっかけは、日本円ステーブルコイン「JPYC」の韓国での価格乖離です。JPYCは原則1JPYCを1円で発行・償還される設計ですが、9月17日にUpbitに上場した当日、基準価格の4倍超まで急騰しました。同月17〜21日に基準価格より高い価格で購入した投資家は2万1219人、買付総額は2598億5519万ウォン(約280億円)に上りました。
金融委のユ・ヨンジュンデジタル金融政策官は、このJPYC上場時の価格急変による利用者被害を例に挙げました。現行の暗号資産利用者保護法ではマーケットメイク行為が禁じられています。マーケットメイクは、専門事業者が売り注文と買い注文を常に出し、取引が成立しやすい状態を保つ仕組みです。同政策官は、注文執行や不正取引監視といった取引機能を、業界の自主規制から公的な規律体系へ移す時期だとの見方も示しています。