金融危機の繰り返しメカニズム、ポッドキャスト番組で歴史から検証

|出典: あたらしい経済

金融危機の繰り返しメカニズム、ポッドキャスト番組で歴史から検証
画像: あたらしい経済(元記事より)

ポッドキャスト番組「そうだったのかブロックチェーン」の第19回では、金融危機がなぜ繰り返すのかをテーマに、金融規制の役割が掘り下げられました。出演者は日銀・金融庁で銀行監督の経歴を持ち現在は周南公立大学情報科学部で教鞭を執る内田善彦、グルメアプリのファウンダーとしてWeb2サービスにブロックチェーンを掛け合わせWeb3事業を構築した経歴を持つ酒井勇也、クリプト専門メディア「あたらしい経済」副編集長の大津賀新也の3人です。

番組では「リスク」を事業継続性の観点から整理し、想定外の事象による資本毀損や流動性不足に注目しています。金融規制の主な目的は「投資家・消費者の保護」と「金融システムの安定」であり、個々が合理的に行動しても全体では危機に至る可能性があることが説明されました。ローマ帝国ティベリウス帝の時代から現代まで、与信の過剰拡大や急な収縮、市場参加者の相互依存が危機につながる仕組みが整理されています。

金融システムの安定は価格固定ではなく、権利義務や決済、与信の仕組みが「予測可能に動き続ける」ことに支えられると説明されました。規制の目的は損失をゼロにすることではなく、「損失を負担できる主体に負担させる」ことや決済機能を継続させることにあるとされており、局所的な失敗が実体経済全体に波及するのを防ぐという観点も示されています。次回第20回は2026年10月6日配信予定で、金融危機回避の考え方と金融規制の役割がさらに掘り下げられる予定です。