FSB、G20にステーブルコイン監督の国際連携強化を要請
金融安定理事会(FSB)は10月12日、G20の財務相・中央銀行総裁に対し、ステーブルコインの監督における国際的な連携強化を求めました。FSBは議長書簡と国境を越えたリスク分析資料を公表し、各国の規制が金融システムの安定を重視し、国境を越えて有効に機能する必要があると強調しています。監督当局間の情報共有、2023年の勧告実施、発行体が経営難や破綻に陥った際の対応準備が今後の課題として挙げられました。
背景には、ステーブルコインの国際的流通に対し各国の制度整備が追いついていない問題があります。FSBは規制整備の速度に差があり、国境を越えた協力が初期段階にあることを指摘しており、海外発行コインの扱いや危機時の対応当局が明確でない国・地域が多く存在するとしています。また、発行体が保有者の所在や換金要求の発生地を把握できない場合があり、要求が急増すると銀行や金融市場への影響も懸念されています。
FSBの分析資料によると、2026年半ばのステーブルコイン市場は約3000億ドルであり、金額ベースで99%が米ドルに連動しています。保有状況や換金、準備資産の地理的分布などを監視する指標整備が検討課題とされています。