ベトナムの国内決済は成熟、ステーブルコインの活用機会は国際決済が中心

|出典: Circle Blog

ベトナムの国内決済は成熟、ステーブルコインの活用機会は国際決済が中心
画像: Circle Blog(元記事より)

ベトナムの国内決済インフラはすでに成熟しており、QR決済やモバイルバンキングが広く普及しています。一方で、ステーブルコインの活用機会は国内決済ではなく、国際送金・決済・流動性管理・外国為替・ベトナムドン建て決済といった国境をまたぐ領域に集中していると指摘されています。

ベトナムは世界で4番目の暗号資産普及率を持ち、1億160万人の人口のうち推定1,700万~2,100万人がデジタル資産を保有しています。しかし、ステーブルコインを一般的な支払い手段として使用することは現在の規制では制限されています。実際の活用場面としては、国際決済における流動性確保、外国為替、送金、プレファンディング削減、およびベトナムドン建て決済が想定されています。特にベトナムは2025年に160億ドル以上の国際送金を受け取っており、その決済遅延がビジネス上の課題となっています。

デジタルドルなどのステーブルコインは、国際送金の決済レイヤーで機能しながら、最終的なベトナムドン決済は既存の国内銀行インフラを通じて行われることが現実的とされています。ベトナムは2026年1月1日からデジタル資産を法律上の財産として認める一方、3つの異なる規制トラック(国家暗号資産パイロット、国際金融センター(IFC)枠組み、ダナンサンドボックス)を並行して運用しており、いずれも統一的なステーブルコイン決済枠組みを提供してはいません。