ブラジル企業が選挙当日にステーブルコインで通貨危機を回避
ブラジルの大統領選挙投票日、企業がステーブルコインの取引に殺到しました。暗号資産取引所メルカド・ビットコインでUSDT取引量は前週比でほぼ800%増加し、ビットコイン取引量は865%急騰しました。同取引所の取引高の78%が企業アカウントによるもので、企業は通常市場が閉鎖される中で通貨リスクをヘッジしようとしていたということです。
現職大統領ルーラが予想に反してボウソナロを破ったことで、翌日のイボベスパ指数は2020年3月以来の最大下落である14%下げ、ドルはレアルに対して8%以上上昇しました。ルーラの社会支出増加や税収を減らすオンラインベッティング禁止政策により、ブラジルの財政悪化が懸念され、レアルへの売り圧力が高まっていました。メルカド・ビットコインの研究分析官ペドロ・フォンテスは、より高い為替相場圧力の下では、USDTやUSDCといったステーブルコインが資産の一部をドル建てにするシンプルな手段になると述べました。
この反応は3週間前の第一回投票とは異なります。当時ボウソナロが第一回投票でルーラより上位に終わったことで、イボベスパは7.7%上昇し、ドルはレアルに対して4%以上弱まりました。一方、ルーラの勝利に対して企業は慎重な姿勢を取り、資金を守ろうとしました。